飛騨牛と近江牛はどっち が美味しい?違いを解説!

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日本が誇る世界に名だたる和牛。
特に神戸牛や松阪牛は世界的にも有名なブランドとなっています。
しかしながら、神戸牛と松阪牛と双璧をなすといわれている「飛騨牛」と「近江牛」は日本5大和牛とも冠されており、特に高い評価を受けているブランド牛です。
今回は、これら二つの和牛の特徴、歴史、そして最も気になるその味の違いについて、深掘りしていきましょう。

飛騨牛の魅力

まずは、飛騨牛から見ていきましょう。
飛騨牛は岐阜県の特定地域で育てられた黒毛和種のことを指します。
全国和牛能力共進会で日本一を獲得し、連続して最優秀枝肉賞を受賞するなど、全国的にその品質が高く評価されています
飛騨牛の定義は下記の通り。

  • 岐阜県で長く生産されている
  • 肉質等級が3以上である。(A-3以上)
  • 14か月以上飼養されている

ランキングトップ3の牛肉と比較すると定義が甘めのため、ブランド牛の中では味に差があります。

1. 厳選された血統

飛騨牛は黒毛和種の中でも特に血統が厳選されています。
肉質の良さはもちろんのこと、健康で長生きな個体が選ばれるため、品質の高さは折り紙付きです。
「安福」の血を引く「飛騨白清」をはじめ「白清85の3」「花清国」といった全国でも有名な血統が活躍しています。
良質な血統が質の高い牛肉を生み出しているといえるでしょう。

2. 育成環境

清らかな水と豊かな自然に囲まれた飛騨地方。
冷涼な気候と豊かな自然環境が、ストレスの少ない環境を提供し、それが絶品の牛肉を生み出します。

3. 絶妙なサシ(霜降り)

飛騨牛のサシは非常に細かく、口の中でとろけるような食感が特徴です。このサシのおかげで、味わい深い肉の旨味が口いっぱいに広がります。

近江牛の魅力

次に、近江牛の特徴を見ていきましょう。近江牛は滋賀県で生産される黒毛和種で、日本三大和牛の一つに数えられるほどの高級肉です。

1. 歴史の深さ

近江牛は400年以上の歴史を持ち、日本最古のブランド牛とされています。この長い歴史が、独自の飼育方法や品質管理を生み出しました。
初めて商品化されたのは1687年で、彦根藩による味噌漬けの養生薬「反本丸」として日本各地に知られるようになりました。
正式に「近江牛」としてブランド化されたのは比較的新しく、本格的なブランド化は2005年以降です。
しかしながら、長年培われた歴史による味は高く評価されており、日本三大和牛とも評価されています。

2. 肉質の安定性

近江牛は、その歴史と伝統の中で培われた飼育技術により、肉質が非常に安定しています。
また、近江牛は現在滋賀県内の59牧場が支えており、各牧場が固有の方針を持って運営されています。
限られた牧場が生産していることにより、味や肉質が安定しており、どの近江牛を食べても高い品質が期待できます。

3. 上品な脂身

近江牛の脂は甘く、上品な口当たりが特徴です。サシが多すぎず、少なすぎずのバランスが絶妙で、脂が苦手な人でも楽しめる肉質となっています。

飛騨牛と近江牛の違い

飛騨牛と近江牛、それぞれに魅力がありますが、肝心の味の違いはどのようなものでしょうか。
実際に購入した人のレビューも参考に違いについて解説していきます。

霜降りと赤身のバランス

飛騨牛は霜降りの細かさと量が際立っており、濃厚な味わいが楽しめます。一方、近江牛は霜降りと赤身のバランスがとれており、肉本来の味を堪能することができます。

味の深み

飛騨牛はサシの甘さと肉の旨味が強く、リッチな味わいが特徴です。対して近江牛は脂のクリアな甘さと赤身の旨味が調和しており、洗練された味わいが楽しめます。

食感

とろけるような柔らかさの飛騨牛に対して、近江牛はしっとりとした食感があります。どちらも噛むほどに味が深まりますが、好みの食感は個人差があります。

実際の購入者の評価の違い

実際に楽天市場で購入した方の評価の違いは下記の通りでした。

【飛騨牛】

  1. 霜降りでありながらも脂っこくなく、さらっとしていて美味しいという感想があった。
  2. すき焼きやしゃぶしゃぶで食べても胸焼けせず、非常に美味しかったとの報告がある。
  3. 贈り物としても評価が高い。

【近江牛】

  1. 肉が柔らかく美味しいと評価している人がいる
  2. 美味しいとして、すぐに完食したという意見もある
  3. 何度もリピートしており、続けて注文したいと思わせるような美味しさだったとの声もある
  4. お肉が柔らかく味わい深いと満足している人もいる

 

まとめ

結局のところ、飛騨牛と近江牛、どちらが美味しいかは好みによります。豪華な飛騨牛のサシ、上品な近江牛のバランス、それぞれの特徴を知り、自分の好みに合わせて選ぶのが最良でしょう。

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