各ブランド牛の一頭の値段はどのくらい?比較してみた

ブランド和牛

各ブランド牛の一頭の値段について気になったことはありませんか?

牛肉になったときの値段はわかるけど、一頭の値段は知らいない人が多いかと思います。

そこで今回は各ブランド牛の一頭の値段について調査してみました。

ブランド牛を楽しむときの参考にしてみてください。

 

普通の和牛の一頭の値段は100万円~

ブランド牛の名前がついていない普通の黒毛和牛の値段は約100万円~になります。

近年はコロナの影響で安くなっており、昔よりも金額が落ち込みました。

牛の値段は枝肉単価×枝肉体重で計算されます。

牛によっても異なりますが、枝肉体重は平均すると400kgになり、枝単価は

  • A5・・2,300円~2,800円
  • A4・・2,100円~2,500円
  • A3・・1,900円~2,400円

くらいがベースとなっています。

ですので、2,500円×400kg=100万円が大体の金額となります。

コロナの影響になる前はもう少し高かったですが、現状ではこの程度の金額となっています。

 

それでは各ブランド牛との違いはどのくらいあるのか確認していきましょう。

各ブランド牛の値段一覧

国内で有名なブランド牛の値段を紹介していきます。

今回紹介するのは枝肉の価格(食用にカットされる前の段階)です。

価格帯は下記の通りです。

  • 松阪牛 180万円~
  • 神戸牛 160万円~
  • 近江牛 110万円~
  • 米沢牛 120万円~

具体的に説明していきます。

松阪牛の一頭の値段は180万円~

松阪牛の一頭の値段は180万円~といったところです。

もちろん質の悪い松阪牛を購入するとこれよりも安くなりますし、質の高い松阪牛を購入することこれよりも高くなります。

 

ちなみに代表的な松阪牛の大会である第61回松阪肉牛枝肉共進会での平均価格は2,239,460円でした。

概ね普通の和牛の1.5倍以上の値段がすると考えておけば良いでしょう。

 

ちなみに松阪牛の一頭の値段はチャンピオン賞や準チャンピオン賞をとるとさらに値段があがります。

 

このように5,000万円を記録することも

これらはあくまで例外なケースです。

基本的には松阪牛の一頭の値段は150万円~250万円前後と覚えておけば、間違いないでしょう。

 

神戸牛の一頭の値段は160万円~

神戸牛の一頭の値段は160万円~です。

神戸牛の代表的な大会である第302回神戸ビーフ共励会での平均価格は1,837,479円となっていました。

一般的な和牛と比較すると値段は約1.6倍から2倍くらいといえます。

 

松阪牛よりもやや安いですが、世界的な流通量は神戸牛の方が多いです。

神戸牛はEUや香港などを中心に輸出されており、2019年の時点で200トンを超える量となっています。

松阪牛とそん色ない日本最高級のブランド牛といえるでしょう。

 

近江牛の一頭の値段は110万円~

日本三大和牛の一つといわれている近江牛の一頭の値段は110万円~です。

松阪牛や神戸牛と比較すると値段は落ちる傾向にあります。

実際に開催された第79回近江牛共進会では去勢牛の平均価格で117万円でした。

知名度的に松阪牛や神戸牛よりも落ちることもあり、価格としてはそこまで高くはありません。

お手軽なブランド牛が食べたいという方は近江牛が適しているといえるでしょう。

 

米沢牛の一頭の値段は120万円~

近江牛と同じように日本三大和牛の一つとされているのが米沢牛です。

米沢牛の一頭の値段は120万円~です。

米沢牛の市場である米沢牛の枝肉市場では平成30年度は120万円前後で取引されていました。

値段は近江牛と大きくは変わりません。

お手頃価格でブランド牛を楽しみたいなら米沢牛と近江牛がおすすめといえるでしょう。

 

一頭買いの場合はさらに値段が高くなる

上記は枝肉の値段です。

 

よく焼肉店で見かける一頭買いというのは、カットされて牛肉になったときの値段です。

 

一頭買いの場合はさらに値段があがり、2倍以上の価格となります。

 

一頭買いの値段についてはまた別の記事で解説していきます。

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