佐賀牛とは?特徴やおすすめの部位を紹介

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豊かな自然と古くからの伝統が息づく佐賀県。
そんな佐賀県で育つ、美味しさが評価され、全国的に名高い「佐賀牛」についてご紹介しましょう。肉質の良さ、風味、そしてその特性まで詳しく解説し、またおすすめの部位ついてもご紹介します。

佐賀牛とは?

佐賀牛は、佐賀県で生産された黒毛和牛の中でも特に優れた品質を持つものを指します。
黒毛和牛は、その肉質の柔らかさと深みのある味わいから、日本国内外で非常に高い評価を得ています。
そして佐賀牛はその中でも一段と品質が高いとされ、日本全国の高級レストランや料理店で取り扱われています。

佐賀県は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた土地で、牛たちもストレスを感じることなく育つことができます。
また、佐賀県の畜産農家は伝統的な育成方法を守りながらも、最新の科学的知識を取り入れて牛の健康管理を徹底して行っています。
このような環境と努力が、佐賀牛の肉質の良さを生み出しています。

佐賀牛の特徴

佐賀県の特徴を紹介していきます。

肉質や味わいの特徴

佐賀牛の特徴は、その肉質の良さと味わいの深さにあります。
その品質を支えるのが、佐賀県の畜産農家たちの技術力と情熱です。

佐賀牛は、肉質が柔らかく、甘みがあり、さらには脂の甘さと香りが感じられるのが特徴です。その理由の一つに、飼育時に最新の科学的知識を取り入れ、健康状態を常に最適に保つという飼育管理が挙げられます。この飼育管理により、佐賀牛はストレスを感じることなく、肉質を良くすることができます。

また、その品種改良によっても佐賀牛は他の牛とは一線を画しています。品種改良により、佐賀牛は肉質の良さだけでなく、特有の風味を持つことができ、これが佐賀牛の味わい深い特性を生み出しています

佐賀牛の肥育農家には後継者も多く、安定した供給と品質に高い信頼を得ています。県内からは毎年約1万7千頭が出荷され、そのうち82%が佐賀牛に格付けされています。これらの牛肉は全国の佐賀牛取扱指定店で販売され、多くの人々にその美味しさを提供しています。

佐賀牛の安全・安心な仕組み

佐賀牛は、その品質だけでなく、安全性にも定評があります。
それは、佐賀県がいち早く取り組んだ「トレーサビリティ・システム」の導入によるものです。
このシステムは、肉牛の育てられた履歴を詳細に記録し、消費者に対して透明性と信頼性を提供します。

全出荷先へは、肉牛の育てられた履歴と農家の顔写真を掲載した農場証明書が発行され、添付されます。
消費者は、購入した佐賀県産牛肉のパックや店頭に表示された個体識別番号を通じて、牛肉の詳細な情報を確認することができます。

佐賀牛の歴史

佐賀牛の歴史は昭和59年に始まります。
関西の食肉市場で佐賀牛のシールを添付して販売したのがその始まりで、その頃から、「肉質が良い」との評判が広まり、全国的に「佐賀牛」の名が知られるようになりました。

平成に入ってからは、肉質の向上により、その美味しさが著名人やメディアに認知され、さらに評価を高めることとなりました。平成26年には「佐賀牛」の名で30周年を迎え、さらには平成29年には米国大統領訪日時の迎賓館での晩餐会で振る舞われるなど、国内外でその評価を確立しました。

佐賀牛の特徴的な部分は、その豊かな脂と深い肉の味わいにあります。これは、特別な飼育方法と独自の品種改良によるものです。

佐賀牛のおすすめの部位: サーロイン

牛肉には様々な部位がありますが、佐賀牛を最も美味しく味わうためのおすすめの部位といえば、「サーロイン」です。

サーロインは背中の上部、肩甲骨と腰骨の間に位置する部位で、適度な脂と肉のバランスが絶妙で、その美味しさは絶品です。
脂が適度に混ざり合った赤身は、口に入れると溶け出すような柔らかさを持ち、その上に芳醇な香りと甘みが広がります。

佐賀牛のサーロインは、肉質が柔らかく、肉と脂のバランスが絶妙で、溶けるような口当たりと共に甘みが感じられます
その甘みと香り、そして柔らかさは、佐賀牛ならではの味わいです。

佐賀牛のサーロインは、ステーキや焼肉、すき焼きなど、様々な料理で楽しむことができます。
特にステーキとして楽しむ場合は、その肉質の良さをダイレクトに感じることができます。
また、焼肉やすき焼きの際には、その脂の甘さと香りが引き立ち、素材の味を存分に楽しむことができます。

 

まとめ

品質、安全性、そして美味しさを兼ね備えた佐賀牛。その歴史と肥育技術、そして厳格な安全対策が、その高い評価を支えています。特に、赤身と脂身のバランスが絶妙なサーロインは一度味わってみる価値があります。ぜひ、佐賀牛の美味しさを堪能してみてください。

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