酪農家ってきついの?昔はきつかったけど、今は機械化が進んでそこまできつくない

牛肉コラム

皆さんは酪農家にどんなイメージを持っていますか?

一般的な酪農家のイメージって

  • 重労働できつい!
  • 休みがない!
  • 朝早くて夜遅い!

こんなブラックなイメージが身についているかと思います。

確かに昔はそうでした。

朝早くから乳を搾り、夜遅くまで掃除に餌やり、牛の管理から出荷までとやることがたくさんありました。

そのイメージが先行してしまい、今でも酪農家はきつい!というのが一般的な印象かと思います。

しかしながら、現在では機械化が進んでおり、昔ほどのきつさはありません。

今回は酪農家は本当にきついのか?について検証していきます。

 

現在では機械化でそこまでの厳しさがない

結論から申し上げますと「酪農家は確かに一般サラリーマンから見ればややきつめだが、機械化が進んでいるので、体力的なきつさはない」といったところです。

昔は餌やりや授精、管理などを肉眼でやったり自分でやらなければならなかったですが、今はほとんどの作業を機械やITが賄ってくれます。

例えば

  • 子牛のミルクやり→自動哺乳ロボット
  • 牛の病気や疾病の管理→IT技術
  • 牛舎の清掃→専用の車

など酪農家の作業に関するほとんどが今は機械化がされています。

そのため、厳しいことは厳しいが想像した以上に厳しくはないというのが現状かと思います。

最も牧場によってかなり異なりますが、

  • 企業が出資している
  • 6次産業化している
  • 1,000頭以上の大規模なメガファーム

というのは一般的なイメージの酪農家とかなり異なり、仕事はそこまできつくないことが多いです。

 

実際経営者になると従業員に任せて自分は特段何もやっていないという方も中にはいます。

酪農家をやりながら、町議会議員や市議会議員をやっている方もいました。

毎晩のように飲みに出ている人もいました。

「この人仕事しているのか」と疑問に抱く人もいました。

現在の酪農家の仕事なんてそんなもんですよ。

 

酪農家で働く2つのメリット

酪農家で働くことは2つのメリットがあります。

  • 人手不足のため、簡単に就職できる
  • 住み込みではたらける

という点です。

 

現在は酪農家の労働力不足が進んでいるため、簡単に就職できます。

さらに国に守られている産業のため、今後なくなる可能性は極めて低いというのもメリットですね。

また住み込みで働けることが多いのも人によってはメリットになるかと思います。

家賃がほとんどかからないので、年収は低くても貯金ができます。

 

酪農家で働きたいなら選びたい5つのポイント

酪農家で働きたい方は下記の5つのポイントを抑えましょう。

  • 従業員が10名以上
  • 牛の頭数が500頭以上
  • 住み込みで働ける(これは住居費を節約したい方限定)
  • ITを導入している
  • 経営者が若いまたは経営者の息子が若い(30~40代)

上記の条件を満たしている酪農家は働きやすい環境を提供してくれている可能性が高いです。

 

家族経営のところはあまりおすすめできません。

家族経営は基本的に機械化が進んでいないため、結構な重労働になるケースが多いためです。

また周りが家族の中で一人や二人が従業員で働くと空気感にもなかなか耐えられない方も多いですね。

 

きつくないのに何でやめる人が多いの?

上述のとおり、現在では酪農家の仕事というのはそこまできつくありません。

しかしながら、離職率は依然として高いです。

その理由は環境に合わないからが最も大きいです。

酪農家というのは一般的な企業と異なり、ちょっと異質な雰囲気があります。

従業員のほとんどがベトナム人だったり、ちょっとガラの悪い人が多かったりという牧場が結構あります。

仕事がきつくてやめる人も確かにいるのですが、実際は環境に合わないからやめるという人がほとんどではないでしょうか。

 

まとめ

今回は酪農家の仕事はきついのか?という疑問について検証してみました。

ポイントをまとめますと

  • 牧場によって異なるが、現在の酪農家の仕事はそこまできつくない
  • きつくない仕事を選びたいならメガファームがおすすめ
  • 酪農家は住み込みで働けるケースが多いため、年収が低くても貯金できる
  • 実際は環境に合わないからやめる人が多い

という点です。

 

 

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