グラスフェッドビーフはまずい?代わりにおすすめしたい牛肉3選

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皆さんは「グラスフェッドビーフ」という言葉を聞いたことがありますか?
これは牛が草だけを食べて育てられた牛肉を指します。
しかし、これが「まずい」との声もあるのですが、本当のところはどうなのでしょうか?
また、グラスフェッドビーフ以外にも美味しい牛肉はたくさんあります。今回はその中から「和牛」「交雑牛」「国産牛」をピックアップしてご紹介します。

 

グラスフェッドビーフとは?

グラスフェッドビーフとは牧草メインで生産された牛肉のことです
これは英語で「草を食べた牛」を意味し、牛が天然の草だけを食べて育てられた牛肉を指します。
通常日本向けの牛肉というのは穀物飼料で生産されていることが多いです。
国産牛やアメリカ産牛肉は穀物飼料で生産されており、適度な脂身が入っているのが特徴です。
一方で、グラスフェッドビーフというのは牧草で生産されており、国内で流通している牛肉とは味が異なります
主な産地はニュージランドとオーストラリアです。

グラスフェッドビーフがまずいと感じる理由

グラスフェッドビーフが「まずい」と言われる理由は主に肉質の違いから来ています
グラスフェッドビーフは、肥育方法の違いから、和牛や穀物を食べて育った牛(グレインフェッド)と比べて、脂肪が少なく、肉はやや硬めになります。
赤身肉でやや牛肉臭さが残るため、グラスフェッドビーフがまずいと感じる方も多いようです。
また、国内で流通している牛肉はほとんどがグレインフェッドビーフ(穀物を食べて育った牛)であるため、食べ慣れていないということもまずいと感じる要因となるかと思われます。

しかし、これは「まずい」というわけではなく、「違う」というだけです。
一方で、グラスフェッドビーフは栄養価が高く、特にオメガ3脂肪酸やビタミンEが豊富に含まれています。また、独特の風味があり、それを好んで食べる方も多い傾向にあります。

グラスフェッドビーフがまずいと感じる人におすすめしたい牛肉3選

グラスフェッドビーフがまずいと感じる人には下記の牛肉をおすすめします。

  • 和牛
  • 交雑牛
  • 国産牛

具体的に解説していきます。

1. 和牛

和牛は日本を代表する高級牛肉です。
その美味しさは国内外で広く認識されており、高品質な肉質と独特の甘みを持つ脂肪が特徴です。
肉質は非常に柔らかく、口の中でとろけるような感覚が楽しめます。
和牛は価格が高いですが、その分だけ特別な食事体験が期待できます。
一方で、脂身が苦手という方にとって、和牛があまり美味しくないと感じることも多いかと思います。
そこでおすすめしたいのは交雑牛です。

2. 交雑牛

交雑牛は、肉用種と乳用種の牛を交配させた牛肉のことを指します。
日本で販売されている交雑牛のほとんどは父が和牛、母がホルスタインの牛肉で、ハーフ和牛という呼ばれ方もします。
和牛と比べて価格が手頃で、しかも和牛ほど脂が多くないため、一般的な食事により適しています。

交雑牛の肉質は赤身が多く、特にステーキやシチューなどの料理に向いています。
脂肪は和牛ほどではありませんが、それでも十分に風味豊かで、牛肉の旨味をしっかりと感じることができます。

3. 国産牛

国産牛は日本で生産された牛肉のことを指します。
これには和牛だけでなく、乳用種の牛や交雑種の牛も含まれます。
一般的に国産牛という表記がされるときは肉用に育てられた乳用種や脂身が低ランクの交雑牛であることが多いです。

国産牛は、国内で厳しい衛生管理のもと育てられ、安全性が高いのが特長です。また、生産者の顔が見えるという点も信頼性につながります。

特に、乳用種の牛肉は低脂肪でヘルシーながら、牛肉特有の旨味がしっかりと感じられるため、カロリーを気にする方にもおすすめです。

まとめ

グラスフェッドビーフが「まずい」と感じるのは、和牛や他の肉用牛と比べて肉質や風味が異なるためです。しかし、それは「まずい」ではなく、「異なる」というだけです。

また、和牛や交雑牛、国産牛など、他にも美味しい牛肉はたくさんあります。それぞれの特長を理解し、自分の好みや用途に合わせて選ぶことが大切です。

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