輸入牛肉と国産牛の違いは?味や価格帯はどのくらい違う?

国産牛

「輸入牛肉と国産牛は何が違うの?」「輸入牛肉と国産牛では味や価格帯はどのくらい違う?」と疑問に思われた方もいらっしゃいますよね。
今回は輸入牛肉と国産牛の違いについて解説していきます。

輸入牛肉と国産牛の違い

輸入牛肉と国産牛の最も大きな違いは脂身の入り具合です。
一般的に国産牛は外国産牛肉よりも脂身が入っていて、柔らかいという特徴があります
特に黒毛和牛は日本にしかない牛肉で、外国産の牛肉とは味が大きく異なります。
また黒毛和牛ではない国産牛も、高品質の餌や細かな飼養管理により、適度な柔らかさと肉のうまみがあります。

一方で、輸入牛肉は脂身が少なく赤身が多いという特徴があります。
現在日本に輸入されている牛肉の45%がオーストラリア産、42%がアメリカ産の牛肉となっています。
オーストラリア産は牛肉の特徴は赤みが多く、ヘルシーなイメージの牛肉です。牛肉チェーン店の吉野家ではオーストラリア産牛肉が使われています。
アメリカ産の牛肉は国産牛ほどではないものの、脂身が多く、やわらかいという特徴があります。牛肉チェーン店の松屋やすき屋で使われているのがアメリカ産牛肉です。

輸入牛肉と国産牛の味の違い

輸入牛肉と国産牛の味の違いは品種によって異なります。
輸入牛肉と最も味が異なるのが和牛です。和牛は国産牛や輸入牛と比較すると、濃厚なエサを食べています。
肉全体に濃厚な餌のうまみが広がっており、甘みがあります
和牛と比較すると、輸入牛肉は淡白な味わいに感じる可能性が高いでしょう。

一方で、味が似ているのがアメリカ産牛肉と国産牛です。
これらは似たような品種の牛が同じような餌を食べていることから、味が似てくるためです。
国産牛も元々はアメリカから輸入したトウモロコシをベースとした餌を食べています。
アメリカ産牛肉も同じようにトウモロコシをベースとした餌を食べているため、臭みが少なく、比較的に似たような味になります。

少し異なるのが、オーストラリア産牛肉とアメリカ産牛肉または国産牛です。
オーストラリア産牛肉は牧草がメインの餌のため、牛肉のにおいがより強いです。
弾力があり、ヘルシーな味わいがする傾向にあります。

このように輸入牛肉と国産牛には味も異なります。
国産牛とアメリカ産牛肉が口に合わなければ、オーストラリア産牛肉を試してみる。
反対にオーストラリア産牛肉が口に合わなければ、国産牛とアメリカ産牛肉を試してみるといったように食べ比べしてみるのもおすすめです。

輸入牛肉と国産牛の価格帯の違い

輸入牛肉と国産牛の価格帯の違いは下記の通り。

1201 1203
牛肉(国産品) 牛肉(輸入品)
(100g) (100g)
時間軸(月)
2021年9月  892  283
2021年10月  901  292
2021年11月  895  298
2021年12月  909  297
2022年1月  902  292
2022年2月  909  302
2022年3月  917  289
2022年4月  873  298
2022年5月  870  301
2022年6月  865  309
2022年7月  877  304
2022年8月  880  301
2022年9月  862  313

小売物価統計調査 主要品目の東京都区部小売価格【2021年9月~2022年9月】

国産品の牛肉の方が非常に高い値段で取引されている傾向にあります。
ただし、国産品の牛肉に関しては高価格帯の和牛も含まれています。
国産牛に限定するとこの表よりも安い価格帯で取引されています。

まとめ

今回は輸入牛肉と国産牛の違いについて解説してきました。
ポイントは下記の通り。

  • 輸入牛肉と国産牛の最も大きな違いは脂身の入り具合
  • 国産牛は脂身があって、柔らかい
  • 国産牛とアメリカ産牛肉は似ている
  • オーストラリア産牛肉は弾力があり、ヘルシーな味

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