国産牛と和牛って何が違う?【似ているようで全然違います】

国産牛と和牛って何が違う?【似ているようで全然違います】 牛肉コラム

スーパーやレストランなどに行くと「国産牛」や「和牛」という標記を見たことが有ると思います。

しかしながら、実際に明確に違いを知っている方は少ないかと思います。

実は国産牛と和牛には大きな違いがあり、違いを知らなければ損をすることも・・

今回は

・国産牛と和牛って何が違うの?

・それぞれの意味について知りたい

・どっちの方がおすすめなの?

という方に国産牛と和牛の違いや意味について解説していきます。

 

国産牛と和牛では意味が全然違う!

国産牛と和牛では意味が異なります。

確かに両方とも国内で飼養されている牛ではあります。

しかしながら、品種が異なります。

 

2つの牛肉の定義は下記の通りです。

  • 国産牛・・ホルスタイン・交雑が主。中には外国生まれの場合も
  • 和牛・・ほぼ黒毛和種。ほぼ100%日本国内で肥育

和牛は霜降りがあり、柔らかさが特徴の高級牛肉。国産牛は赤身が特徴で、リーズナブルな牛肉。という違いがあります。

違いを具体的に見ていきましょう。

 

国産牛とはどんな牛肉。定義は

国産牛は牛の肥育期間が半分以上国内であれば国産牛と表記されます。

どのような品種であっても国産牛と表記してもよいことになっています。

そのため、実は外国で産まれた牛であっても、国産牛と表記されることがあります。

 

たとえば、

  • 出生はオーストラリア
  • その後6か月間オーストラリアで肥育された
  • 日本に輸出され12か月肥育
  • 牛肉として販売される

この場合、出生は外国であっても半分以上日本で肥育されていますので、標記は国産牛となります。

 

実際に大手の百貨店などでも、国産牛と表記された外国産牛肉があります。

国産牛と表記されていても、完全に国内で飼養されているとは限らないという点は注意点が必要です。

 

和牛は国内で飼養されている高級牛肉

和牛は国内で飼養されている牛で黒毛和種と呼ばれる品種です。

「神戸牛」「松阪牛」「近江牛」など高級牛肉はすべてこの黒毛和種となります。

霜降りと柔らかさが特徴的で、とろけるような食感がおいしい牛肉です。

 

黒毛和種以外でも

・日本短角種

・褐毛和種

・無角和種

・和牛の間で産まれた牛

については和牛という標記になります。

ただし、黒毛和種よりも霜降りが少なく、赤身が強いので、国産牛に近い牛肉です。

霜降りの牛肉を食べたいなら黒毛和種と表記されている牛肉を食べることをおすすめします。

 

スーパーで販売されている安い和牛を見たことが有ると思いますが、これは黒毛和種の経産牛と呼ばれている牛です。

もともと肉用に生産された牛ではないため、霜降りも少なく、和牛の中でもあまりおいしくない牛です。

そのため、リーズナブルの価格帯で購入する事ができますが、美味しさに期待することはやめておきましょう。

 

おすすめはもちろん和牛!

国産牛と和牛ではもちろん和牛をおすすめします。

和牛は霜降りと柔らかさが絶品でまさしく高級牛肉の味わいがします。

特に、コロナウィルスの影響が出ている昨今では輸出ストップや外食自粛の影響で、和牛の在庫が大量に余っているので、安値で和牛を食べることができます。

 

国産牛は様々な品種が国産牛と表記されるので、味にバラつきがあります。

ホルスタインやアンガス、交雑牛など様々な品種がありますので、美味しさにバラつきがでます。

総じて赤身が特徴なのですが、柔らかかったり、固かったり、脂身があったり、なかったりと本当にバラつきがでるため、一概におすすめはできません。

国産牛の中でもどのような品種なのかという点は重視してみることをおすすめします。

(ちなみに国産牛の中では交雑牛が一番おすすめです。)

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