牛の種類を解説!どの牛が美味しいのか?
牛の種類って色々あるなぁと感じたことはありませんか?
現在日本で飼養されている牛は大きく分けると全部で12種類と言われています。
その中でも牛乳を出すために飼養されている牛と牛肉専用のために飼養されている牛の2つに分かれます。
今回は牛の種類別に味や内容を詳しく知りたいという方に向けて、品種ごとの特徴を詳しく解説していきます。
乳用種
牛乳を出すために生産されている牛が乳用種といいます。
日本で生産されている乳用種は主に3つあります。
- ホルスタイン種
- ジャージ種
- ブラウンスイス種
頭数は圧倒的にホルスタイン種の方が多く、全国で160万頭前後います。(雌は130万頭前後)
ジャージ種は全国で1.4万頭前後(雌は1.1万頭前後)
雄はいずれも牛肉用に生産されます。
具体的に違いについて見ていきましょう。
ホルスタイン種
ホルスタイン種の特徴は下記の通りです。
- 白黒の牛。最も知名度が高い
- 雌は牛乳を生産、雄は国産牛肉として販売
- 雌で牛乳が搾れなくなった場合はひき肉系(ハンバーグなど)として販売
普通の牛といったところでしょうか。
皆さんが牛といってイメージするのがこのホルスタイン種になります。
ジャージ種
ジャージ種の特徴は下記の通りです。
- 茶色っぽい牛
- ホルスタインよりも数が少なく、日本国内で約1.3万頭しかいません。
- ホルスタインと同じく牛乳がメインです。
- ホルスタインの牛乳よりも味が濃い。
- 牛肉としてはほとんど出回っていない(ハンバーグやソーセージなどの加工肉となる)
ジャージの頭数はホルスタインの頭数の100分の1以下の頭数のため、希少な牛乳といえるでしょう。
個人的にはジャージ牛で作られたソフトクリームは濃厚で美味しくて好みです。
ブラウンスイス種
ブラウンスイスの特徴は下記の通りです。
- うすい茶色の牛。主に加工用の牛乳を生産
- 国内で1,000頭前後しか流通していない
- 牛乳の味はやや味が濃く、ジャージの牛乳よりも薄め
- 牛肉の流通量はわずか。赤みが特徴
本来、ブラウンスイスの牛乳はチーズなどの加工になりますが、一部飲用として販売されるケースもあります。
黒毛和種
黒毛和種の特徴は下記の通りです。
- 和牛と呼ばれる高級牛肉として販売
- 日本国内に約170万頭前後流通
- 脂身や融点の低さが特徴で、非常に柔らかい
美味しいですが、脂身がキツイ!と感じることも多々あります。
特にA5でも質の悪い生産者の場合は脂身だけきつくて、肉自体にうまみが感じられないことも多々あります。
交雑種
交雑種の特徴は下記の通りです。
- 黒毛和種とホルスタインの掛け合わせをした牛
- 日本国内では約50万頭前後流通
- ほど良い脂身と赤みが特徴
- 黒毛和種ではちょっと脂がキツイ!という方におすすめ
近年流通しているのがこの交雑種です。
和牛よりもリーズナブルな価格帯で、なおかつ程よい脂身があるおすすめの牛肉です。
名前のイメージがあまり良くないためか、「国産牛」で販売されていることが多いですが、個人的には一番おすすめしたい牛肉です。
褐毛和種
褐毛和種の特徴は下記の通りです。
- 和牛の1種だが、一般的ではない
- あか牛とも呼ばれている
- 日本国内に約23,000頭前後流通
- 霜降りが少なく、ヘルシーな和牛
- 値段も和牛よりリーズナブル
あまり流通していない褐毛和種ですが、リーズナブルでヘルシーな味わいがします。
日本短角種
日本短角種の特徴は下記の通りです。
- 和牛の1種だが、一般的ではない
- 褐毛和種と似ている味わい
- 日本国内に約8,000頭前後流通。かなり希少
- 霜降りが少なく、ヘルシーな和牛
- 値段も和牛よりリーズナブル
あまり流通していない褐毛和種ですが、リーズナブルでヘルシーな味わいがします。
その他の肉専用種
このほかにも肉専用種と呼ばれる様々な牛がいますが、流通量が少ないため詳細は割愛させていただきます。
国の分け方は下記の通りです。
- 和牛間交雑種
- 無角和種
- 黒毛和種×褐毛和種
- 和牛間交雑種
非常に流通量が少ないため、実際に食べる機会はほとんどないでしょう。
その他外国産の牛肉
その他には様々な外国産の牛肉があります。
- アンガス牛
- ヘルフォード
- オーストラリアビーフ
など・・これらにつきましてはまた別途解説していきます。
どの牛が美味しいの?ランキング形式にしてみた。
美味しい牛を一般的なランキング形式にしてみました。
- 第1位・・黒毛和種
- 第2位・・褐毛和種
- 第3位・・日本短角種
- 第4位・・交雑種
- 第5位・・ホルスタイン種
- 第6位・・その他
個人的には交雑種が一番食べやすいですが、一般的には黒毛和種が一番人気が高いです。
特に外国では人気が高いイメージですね。
とはいえ、黒毛和種の場合は脂身がキツイ!と感じる方も少なくないかと思います。
そんな方は交雑種またはホルスタイン種の牛肉をおすすめします。
赤みが特徴の牛肉のため、食べ応えがあります。
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