神戸牛と三田牛の違いとは?味・価格・育て方をわかりやすく解説!

「神戸牛と三田牛ってどう違うの?」「どちらが美味しい?」「育て方や値段は?」という疑問を持つ方は多いと思います。
実は、三田牛も神戸牛も“但馬牛”をルーツに持つ黒毛和種であり、育て方や飼料にも共通点がある一方、ブランドとしての“認定基準”には大きな違いがあります。
この記事では、神戸牛と三田牛を「味・価格・育て方」の3つの視点から徹底的に比較・解説します。
神戸牛と三田牛は“兄弟関係”にあるが、ブランドの格付けに差がある
神戸牛と三田牛は実は非常に近い関係にある兄弟関係ともいえます。
それぞれの特徴をまとめると下記の通り。
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三田牛(さんだぎゅう)は、兵庫県三田市とその周辺地域で肥育される但馬牛がベース。
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神戸牛(神戸ビーフ)は、兵庫県内の指定農家で育てられた但馬牛のうち、厳格な格付けをクリアした牛だけが名乗れるブランド。
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つまり、「神戸牛」は「三田牛」を含む一部の上位個体であるとも言えます。
違い①:味の違い【霜降りと脂質の質で差が出る】
神戸牛と三田牛の味の特徴は下記の通り。
神戸牛の味の特徴
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BMS(霜降り度)No.6以上、肉質等級4以上が必須
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脂の融点は約17〜20℃で、人肌でとろけるほどの柔らかさ
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サシ(霜降り)が極めて細かく、口溶けと香りの広がりが秀逸
三田牛の味の特徴
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霜降りや脂の質は神戸牛に近いが、等級はA3〜A5と幅広い
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赤身の旨みを感じやすく、ほどよい脂と柔らかさのバランスが魅力
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一部では「神戸牛に最も近い味」とも評されている
👉 まとめ:脂の口溶け・香りの広がりで選ぶなら神戸牛、バランスの取れた旨味を楽しみたいなら三田牛が向いています。
実際に三田牛を食べてみた体験談
筆者が実際に三田牛を食べてみたところまず驚いたのは、届いたお肉の見た目です。
とても綺麗にスライスされていて、色味も鮮やかで新鮮そのもの。。
さっそく食卓に並べてしゃぶしゃぶで味わってみると、モモ肉とは思えないほど柔らかく、脂も軽やかで上品な旨みが広がりました。
普段脂が重たいと感じることがある家族でも、まったく気にせず箸が止まらなかったほどです。
個人的には「神戸牛のような霜降り感とは違うけれど、赤身の旨味とバランスの良さでは三田牛がベストかも」と思える満足感でした。
違い②:価格の違い【ブランド価値の分だけ神戸牛が高い】
実売価格(楽天市場などのA5等級ステーキ100g相場)を比較:
ブランド | 相場価格(100g) | 備考 |
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神戸牛 | 5,000〜6,000円 | 認定証付き、ギフト・贈答用に人気 |
三田牛 | 2,000〜4,000円 | 一般販売・地元需要向けが中心 |
👉 神戸牛は、三田牛に比べて1.5倍〜2倍近い価格差があります。これは、ブランド管理・流通証明・格付け審査などのコストが反映されているためです。
違い③:育て方と認定基準の違い
項目 | 神戸牛 | 三田牛 |
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飼育地 | 兵庫県内の指定生産者 | 三田市および周辺地域 |
血統 | 但馬牛(兵庫県内で生まれ育った純血) | 同様に但馬牛(素牛) |
認定基準 | AまたはB歩留等級、肉質等級4以上、BMS No.6以上 | 各生産者や地域団体による基準(等級に幅あり) |
👉 同じ但馬牛を育てていても、神戸牛の方が「格付けに合格したエリート牛」であり、ブランドとしての信用度・プレミア感が強いのです。
ふるさと納税や通販での違いも明確
商品名 | 寄付額 / 価格 | 内容量・部位 |
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【ふるさと納税】神戸牛 サーロイン200g×2枚 | 20,000円 | A5等級、証明書付き |
【楽天市場】三田牛 すき焼き用ロース400g | 6,980円 | A4〜A5等級、証明書なし(産地明記あり) |
👉 神戸牛は信頼性・贈答価値を重視したい方に、三田牛は味のコスパと家庭使いにおすすめです。
神戸牛は選ばれた三田牛の一部。どちらを選ぶかは目的次第!
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神戸牛:味・脂の質・ブランド力すべてで頂点。価格も高め。
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三田牛:神戸牛に近い味と品質をよりリーズナブルに楽しめる。
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まとめ
今回は神戸牛と三田牛を「味・価格・育て方」についてまとめてみました。
ポイントは下記の通り。
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三田牛と神戸牛は同じ但馬牛を素牛とする兄弟ブランド
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神戸牛はA4等級以上・霜降り度No.6以上など厳しい基準をクリアしたエリート牛
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味・脂質・価格面で神戸牛が上だが、三田牛もコスパと品質に優れた選択肢
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贈り物や記念日には神戸牛、普段のごちそうには三田牛という選び方もおすすめ

この記事の監修者:うしまる
北海道の元農協職員。15年以上、肉用牛農家の経営支援
ファイナンス設計・新規事業立ち上げを経験。
現在は「牛肉会」の編集長として、科学的かつ実務に基づいた牛肉情報を発信中。