牛肉の希少部位ランキングTOP10|焼肉好き必見の味と特徴を徹底解説

牛肉太郎

牛肉といえばサーロインやカルビが有名ですが、実は牛1頭からわずか数百グラムしか取れない「幻の部位」が存在します。
これらは「希少部位」と呼ばれ、肉質・旨味・香りが格別。特に通販では、有名焼肉店でもなかなか食べられない希少部位を自宅で楽しめるのが魅力です。

本記事では、通販で購入できる和牛の希少部位ランキングTOP10を、希少性・味・価格相場・人気度の4つの軸で徹底解説します。
栄養成分やおすすめの調理法もあわせて紹介するので、自宅での極上肉体験に役立ててください。

この記事でわかること

  • ✅ 通販で買える和牛希少部位ランキングTOP10
  • ✅ 部位ごとの特徴・味・おすすめ調理法
  • ✅ 価格相場(100gあたり)と1頭から取れる量の目安
  • ✅ 栄養成分やカロリー比較
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この記事の監修者:うしまる

北海道の元農協職員。15年以上、肉用牛農家の経営支援
ファイナンス設計・新規事業立ち上げを経験。
現在は「牛肉会」の編集長として、科学的かつ実務に基づいた牛肉情報を発信中。

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1位:シャトーブリアン (Chateaubriand)

項目 内容
部位 牛ヒレ肉(テンダーロイン)の中心部分。ヒレの中でも最も肉質が良い最高級部位。
位置と量 腰の内側、腰椎に沿った部位。一頭の牛からわずか約600gしか取れない。
味・食感の特徴 赤身主体で非常に柔らかく、箸で切れるほど。脂は控えめで上品な甘みがある。
価格相場 黒毛和牛A4ランクで約4,200円/100g。ブランド牛では100gあたり1万円以上も。
人気度 「人生で一度は食べたい」憧れの部位として知名度抜群。高級店や通販ギフトでも人気。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:207kcal/たんぱく質:19g/脂質:15g(日本食品標準成分表2023・八訂より)
おすすめ調理法 厚切りステーキ(ミディアムレア)。シンプルに塩・胡椒で味付けして焼くと極上の味わい。
希少性の理由 一頭から600g程度しか取れず、しかもヒレ肉全体の中でも中央部分のみ。歩留まり等級が高い和牛からしか商品化できない。

2位:牛タン(タン元) (Beef Tongue – Thick Cut Base)

項目 内容
部位 牛の舌全体の中で、根元(タン元)と呼ばれる最も太く柔らかい部分。
位置と量 牛の頭部にある舌の根元。舌全体はおよそ1kg、そのうちタン元は数百gのみで可食量が限られる。
味・食感の特徴 厚切りでも柔らかく、脂の甘みとジューシーさが際立つ。ほどよい歯切れと濃厚なコク。
価格相場 和牛タン元でおおむね2,000〜3,000円/100g。ブランド和牛ではさらに高騰する傾向。
人気度 仙台名物として全国的に知名度が高く、焼肉店でもトップ級の人気。通販ギフトでも高評価が多い。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:318kcal/たんぱく質:13.3g/脂質:31.8g
参照:日本食品標準成分表2023(八訂)
おすすめ調理法 厚切り塩焼きが定番。強火で表面を香ばしく焼き、中はジューシーに仕上げる。レモンや山葵でシンプルに。
希少性の理由 牛1頭につき舌は1本のみで、タン元はその一部。特に和牛タンは流通量が極少で、専門店・高級店に優先出荷される。

 

3位:ザブトン(ハネシタ) (Chuck Flap – Zabuton)

項目 内容
部位 肩ロースの一部で、特に霜降りが密に入る最上級部位。別名「ハネシタ」。
位置と量 肩ロース芯の下、肩甲骨の下側に位置。1頭から約3〜4kg程度しか取れない。
味・食感の特徴 きめ細かいサシが入り、脂が甘く口どけが良い。柔らかくジューシーで濃厚なコク。
価格相場 A5ランク黒毛和牛で約4,000円/100g。ブランド牛ではさらに高額になる傾向。
人気度 焼肉店では「特上カルビ」として提供されることも多く、肉通から絶大な支持を得る。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:約380kcal/たんぱく質:約10g/脂質:約37g(和牛肩ロースの脂身つき参考値)
参照:日本食品標準成分表2023(八訂)
おすすめ調理法 焼肉(塩・タレいずれも可)、炙り寿司、厚切りステーキ。脂の甘みを活かす調理が◎。
希少性の理由 肩ロース全体の中でもサシの入りが美しい部分のみを切り出すため量が限られる。高級焼肉店が優先的に仕入れる。

 

4位:ミスジ (Flat Iron Steak – Misuji)

項目 内容
部位 肩甲骨の裏側(ウデ肉)にある赤身の希少部位。中央に3本の筋が入る形状から「ミスジ」と呼ばれる。
位置と量 肩甲骨の内側に沿った部位で、牛1頭から約2〜3kgしか取れない。左右に1枚ずつ存在。
味・食感の特徴 赤身の旨味と脂の甘みが絶妙にバランス。繊細な霜降りが入り、柔らかくとろける食感。
価格相場 A5ランク黒毛和牛で約3,000〜4,000円/100g。希少なためブランド牛ではさらに高額。
人気度 肉通から高い支持を得る「幻の部位」。焼肉店やステーキ専門店での提供時はすぐ完売することが多い。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:約250kcal/たんぱく質:約20g/脂質:約15g(肩肉赤身参考値)
参照:日本食品標準成分表2023(八訂)
おすすめ調理法 焼肉(焼きしゃぶ風)、ステーキ、低温ロースト。レア〜ミディアムレアがベスト。
希少性の理由 一頭から少量しか取れず、スジを丁寧に除去する加工が必要。良質なサシ入りは特に流通量が少ない。

5位:イチボ (Rump Cap – Ichibo)

項目 内容
部位 もも肉(ランプ)の一部で、お尻の先端部分。英語ではRump CapやPicanhaとも呼ばれる。
位置と量 ランプの後方、お尻の先端に位置。1頭から約2〜3kgのみ取れる。
味・食感の特徴 赤身の旨味が濃く、上質な脂の甘みも味わえる。しっとり柔らかくジューシー。
価格相場 黒毛和牛A5ランクで約2,300〜5,000円/100g。ブランド和牛ではさらに高額になることも。
人気度 赤身派と脂好き双方から支持。焼肉店やシュラスコ専門店での人気が高い。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:約235kcal/たんぱく質:約19g/脂質:約18g(和牛もも脂身つき参考値)
参照:日本食品標準成分表2023(八訂)
おすすめ調理法 厚切りステーキ、ローストビーフ、シュラスコ。塊で焼くと旨味が凝縮される。
希少性の理由 ランプの一部で可食量が少なく、特に和牛は需要過多。焼肉店や専門店に優先的に出回る。

6位:ランプ (Rump)

項目 内容
部位 腰からお尻にかけての赤身肉。サーロインの後方に位置する。
位置と量 腰部〜臀部の赤身部分。1頭から約5〜6kg取れるが、柔らかい中心部は少量。
味・食感の特徴 赤身の旨味が濃く、脂が少なくあっさり。繊維は細かく柔らかい。
価格相場 黒毛和牛で約1,900〜3,000円/100g。
人気度 赤身肉ブームで人気上昇。ステーキ・ローストビーフに需要高。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:約190kcal/たんぱく質:約20g/脂質:約10g
おすすめ調理法 ステーキ、ローストビーフ、焼肉(厚切り)。
希少性の理由 全体量はあるが、柔らかい中心部分は少なく高級部位として流通。

7位:カイノミ (Flap Meat – Kainomi)

項目 内容
部位 バラ肉(中バラ)の一部で、ヒレの隣に位置する希少部位。
位置と量 肋骨下側の脇腹部分。1頭から約1kgしか取れない。
味・食感の特徴 赤身主体ながら柔らかく、脂の甘みもある。脂がくどくなく食べやすい。
価格相場 黒毛和牛で約2,000〜3,000円/100g。
人気度 焼肉通の間で人気。特上カルビとして提供されることも多い。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:約300kcal/たんぱく質:約15g/脂質:約25g
おすすめ調理法 焼肉(塩)、ステーキ。
希少性の理由 ヒレに隣接し歩留まりが低い。量が極端に少なく高級焼肉店に優先供給される。

8位:トモサンカク (Tri-Tip – Tomosankaku)

項目 内容
部位 もも肉の一部(シンタマ)の下部で三角形の形状をした部位。
位置と量 後脚付け根のもも下部。1頭から約2〜3kgのみ。
味・食感の特徴 赤身主体ながら霜降りが入りやすく、上品な旨味と柔らかさ。
価格相場 黒毛和牛で約2,000〜3,500円/100g。
人気度 赤身派と霜降り派両方から人気。希少部位セットに含まれることも多い。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:約212kcal/たんぱく質:約20.2g/脂質:約15.5g
おすすめ調理法 ステーキ、焼肉、ローストビーフ。
希少性の理由 もも肉の中で霜降りが入るのは珍しく、可食量も少ないため。

9位:トウガラシ (Chuck Tender – Tougarashi)

項目 内容
部位 肩肉の一部で細長い形状を持つ赤身肉。別名「トンビ」。
位置と量 肩甲骨下部〜前脚付け根。1頭から約2〜3kg取れる。
味・食感の特徴 赤身の濃い旨味とほどよい歯ごたえ。脂は少なめであっさり。
価格相場 黒毛和牛で約1,500〜2,000円/100g。
人気度 赤身肉ブームで注目度上昇中。焼肉店や精肉通販で「隠れた希少部位」として紹介される。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:約170kcal/たんぱく質:約20g/脂質:約9g
おすすめ調理法 タタキ、ステーキ、煮込み料理。
希少性の理由 一頭からの量が少なく、解体技術を要するため取り扱う店が限られる。

10位:ハラミ (Outside Skirt – Harami)

項目 内容
部位 横隔膜の筋肉で、見た目や食感は赤身肉に近い。サガリも同部位に含まれる。
位置と量 肋骨内側の横隔膜部分。1頭から約2〜3kgのみ。
味・食感の特徴 柔らかくジューシーで、赤身の旨味と独特のコク。焼肉の定番人気部位。
価格相場 和牛で約2,500〜3,500円/100g(非常に希少)。輸入牛は300〜500円/100g程度。
人気度 焼肉人気ランキングで常に上位。女性や子供にも好まれる柔らかさ。
栄養成分(100gあたり) エネルギー:約288kcal/たんぱく質:約14.8g/脂質:約27.3g
おすすめ調理法 焼肉(塩・タレ)、ステーキ、炒め物。
希少性の理由 一頭から取れる量が少なく、和牛ハラミはほとんどが専門店に流れるため市場流通が極端に少ない。

 

まとめ|通販なら希少部位も自宅で楽しめる

  • ✔ 希少性:
    牛1頭からわずか数百g〜数kgしか取れない部位ばかりで、市場流通量が非常に少ない。
  • ✔ 味わい:
    部位ごとに赤身の旨味・脂の甘み・食感が異なり、食べ比べの楽しさがある。
  • ✔ 価格帯:
    和牛希少部位は100gあたり1,500〜5,000円が目安。ブランド牛ではさらに高額。
  • ✔ 通販の利点:
    産地直送や冷凍真空パックで、高品質な部位を新鮮なまま自宅で楽しめる。
  • ✔ 調理法:
    ステーキ・焼肉・ローストなど、部位に合わせた火入れで最高の美味しさを引き出せる。

 

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