姫路和牛と神戸牛の違いとは?味・価格・育て方をわかりやすく解説!

「姫路和牛と神戸牛は何が違うの?」「どちらが美味しい?」「値段や育て方は?」という疑問を持つ方は多いでしょう。
結論からいえば、両者とも兵庫県産の黒毛和種(但馬牛)を素牛としていますが、
神戸牛は“選ばれた牛”だけに与えられる称号であり、姫路和牛とは明確なブランド管理・品質基準の違いがあります。
この記事では「味」「価格」「育て方」の観点から、それぞれの違いをわかりやすくご紹介します。
どちらも但馬牛系の黒毛和牛だが、「認定基準」が大きく異なる
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姫路和牛:兵庫県姫路市や周辺エリアで生産される黒毛和牛。素牛は但馬牛系で、JA兵庫西管内の農家で肥育される。
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神戸牛(神戸ビーフ):兵庫県内で生産された但馬牛の中で、指定基準(歩留等級A/B・肉質等級4以上・BMS No.6以上)をクリアした枝肉のみが名乗れる。
つまり、姫路和牛の中からも神戸牛に認定される可能性はあるが、すべての姫路和牛が神戸牛になるわけではありません。
味の違い【神戸牛は脂の質・口溶けで優位】
神戸牛の味の特徴
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サシの細かさ(BMS No.6以上)
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脂の融点が約17〜20℃でとろける口溶け
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上品な香りと深いコク
姫路和牛の味の特徴
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脂はやや控えめで赤身の旨味が際立つ
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サシの入り方は個体差あり(A3〜A5等級が中心)
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地元で親しまれる、家庭料理にも合う味わい
👉 神戸牛=霜降りと甘み重視、姫路和牛=赤身の旨みとバランス重視の印象です。
実際に姫路和牛を食べてみた体験談
楽天市場で姫路和牛のA5ランクサーロインステーキを注文し、自宅で家族と一緒に鉄板焼きにしていただきました。
焼いてみると、程よく厚みがあるのに火の通りが早く、表面は香ばしく、中はふわっとしたやわらかさ。
脂はしつこくなく、赤身の旨みと脂の甘みが絶妙にバランスしている感じ。噛むごとに旨みがじんわりと広がり、塩だけでも十分なご馳走でした。
家族からも「高級レストランのステーキより好きかも」との声が上がりました。
姫路和牛は、神戸牛ほどのブランド知名度はないものの、価格と品質のバランスに優れた“実力派”の和牛だと実感しました。
価格の違い【神戸牛はブランド維持コストで高値】
サーロインステーキの相場
ブランド | 価格相場(100g・A5等級) | 備考 |
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神戸牛 | 5,000〜6,000円 | 認定証付き、贈答用途に人気 |
姫路和牛 | 1,500〜2,800円 | 地元流通・ふるさと納税などでお得感あり |
👉 同じA5等級でも、神戸牛はブランド管理・流通証明のコストが上乗せされている分、姫路和牛より1.5〜2倍高いケースが多く見られます。
育て方・ブランド管理の違い
比較項目 | 神戸牛 | 姫路和牛 |
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飼育地域 | 兵庫県内全域(特に指定生産者のみ) | 主に姫路市および西播磨地域 |
素牛 | 但馬牛100% | 同じく但馬牛系 |
認定条件 | A/B歩留等級・肉質等級4以上・BMS No.6以上 | JA兵庫西が管理・出荷、等級に基準あり(柔軟) |
👉 姫路和牛は「地元の優良牛肉ブランド」であり、神戸牛ほどの認定制度はないがコスパに優れるというポジションです。
姫路和牛は“地元の優等生”、神戸牛は“選ばれしエリート”
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神戸牛はブランド価値・味・希少性で全国屈指の存在
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姫路和牛は神戸牛に劣らぬ品質を手頃な価格で味わえる、日常使いに最適な和牛
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まとめ
今回は姫路和牛と神戸牛の違いについてまとめてみました。
ポイントは下記の通り。
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姫路和牛と神戸牛は同じ「但馬牛」系の黒毛和種が素牛
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神戸牛は厳格な格付けとブランド管理で“最上級”
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姫路和牛は地元密着でコスパに優れた実用的和牛
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味の違いは、脂の質とサシの入り方で現れる
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用途や予算に合わせて“贅沢”を選べるのが兵庫県産和牛の魅力

この記事の監修者:うしまる
北海道の元農協職員。15年以上、肉用牛農家の経営支援
ファイナンス設計・新規事業立ち上げを経験。
現在は「牛肉会」の編集長として、科学的かつ実務に基づいた牛肉情報を発信中。