神戸牛

淡路牛と神戸牛の違いとは?味・価格・育て方を徹底比較!

牛肉太郎

「淡路牛と神戸牛って何が違うの?」「どちらが美味しい?」「値段はどれくらい違うの?」
こうした疑問を持つ方に向けて、この記事では「味」「価格」「育て方」の3つの視点から、淡路牛と神戸牛の違いをわかりやすく解説します。

淡路牛と神戸牛は“同じ但馬牛ルーツ”でも格付けとブランド管理が違う

淡路牛も神戸牛も、兵庫県が誇る黒毛和種「但馬牛」をルーツに持ちますが、神戸牛はその中でも厳格な認定基準をクリアした牛のみが名乗れる“選ばれしブランド牛です。
淡路牛は、主に淡路島内で肥育された但馬牛のうち、「神戸牛」の認定を受けなかった牛を中心に構成されます。

違い①:味の違い【脂の質とサシが神戸牛の勝ち】

神戸牛と淡路牛の味の違いんについては下記の通り。

神戸牛の味の特徴

  • 脂肪融点が約17〜20℃

  • サシ(霜降り)がきめ細かく、口溶けが圧倒的に良い

  • オレイン酸が豊富で香りも上品

  • 和牛オリンピックでも高評価

淡路牛の味の特徴

  • 同じ但馬系黒毛和種だが、サシの密度はやや控えめ

  • 赤身と脂のバランスが良く、焼肉・ステーキに合う

  • ブランド化はされているが、等級にばらつきがある

まとめ:味の濃厚さ・口溶けを重視するなら神戸牛、赤身の旨味を求めるなら淡路牛も良選択。

実際に淡路牛を食べてみた感想

筆者も実際に淡路牛を取り寄せて、自宅で食べ比べてみました。

モモは部位にしては驚くほど柔らかく、脂が口の中でスッと溶けていくような感覚でした。焼きすぎないように中火でさっと焼くと、甘みがぐっと引き立ちました。

家族に一番好評だったのはカルビで、ほどよい噛みごたえとジューシーな脂のバランスが絶妙で、ごはんが止まらなくなる一品でした。

そして、淡路牛のヒレステーキは脂っこくない分、赤身の旨みがしっかり味わえ、肉汁もたっぷり
ステーキソースなしでも十分美味しく、普段霜降りが苦手な家族にも大好評でした。
厚みもあって、しっかり焼いても中はふんわりして、食べ答えがありました。

高級ブランドの神戸牛のような「別格感」はないものの、価格以上の満足感が味わえるのが淡路牛の魅力だと感じました。

違い②:価格の違い【神戸牛は2倍以上高いことも】

実際の価格比較(2024年〜2025年 楽天市場などでの実売価格)

種別 サーロイン100gあたりの相場 備考
神戸牛A5等級 5,000〜6,000円 認定証付き、ギフト向けが主流
淡路牛A4等級 2,000〜3,000円 地元向け直販やふるさと納税で流通

👉 神戸牛は淡路牛の約2倍以上の価格になることもあり、その理由は「希少性とブランド価値」にあります。

違い③:育て方・出荷基準の違い

項目 神戸牛 淡路牛
飼育場所 兵庫県内の指定農家 淡路島内の肥育農家中心
血統 100%但馬牛 多くは但馬牛(同様)
認定条件 A・B歩留等級、肉質等級4以上、BMS No.6以上など 基本的に兵庫県産の黒毛和種(等級に基準なし)
認定証の有無 あり(神戸肉流通推進協議会) 一部ブランド牛として存在(農協・自治体など)

👉 神戸牛は指定農家での肥育・検査・等級審査の結果をクリアした牛にのみ与えられるブランドであり、“誰でも簡単に名乗れるものではない”のが特徴です。

違い④:ふるさと納税でもわかる違い

返礼品名 寄付額 内容
神戸牛 サーロイン200g×2 20,000円 A5等級、認定証付き、冷凍
淡路牛 ローススライス500g 10,000円 A4等級相当、使い勝手良

👉 ギフト・高級志向なら神戸牛、普段使いやコスパ重視なら淡路牛という棲み分けが可能です

まとめ:神戸牛はブランド力と味で圧倒、淡路牛はコスパと地元密着で支持

どちらも「但馬牛」由来であることに変わりありませんが、

  • 神戸牛=高級・認定・世界ブランド

  • 淡路牛=親しみやすい・地産地消・コスパ◎

という違いが明確に存在します。

神戸牛は別格のサシの柔らかさや甘みがありますが、淡路牛もそん色ない味わいです。

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まとめ

今回は淡路牛と神戸牛の違いをわかりやすく解説してきました。
ポイントは下記の通り。

  • 淡路牛と神戸牛は同じ但馬牛系だが、神戸牛は厳しい認定基準を通過した最上級ブランド

  • 味は神戸牛の方が脂の質・霜降りが上で口溶けが良い

  • 価格は神戸牛が2〜3倍高く、希少性とブランド維持コストによる

  • 育て方は類似しているが、神戸牛は指定生産・厳格な格付け審査が必須

  • 用途や予算に応じて“選べる贅沢”ができるのが淡路牛 vs 神戸牛の魅力

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この記事の監修者:うしまる

北海道の元農協職員。15年以上、肉用牛農家の経営支援
ファイナンス設計・新規事業立ち上げを経験。
現在は「牛肉会」の編集長として、科学的かつ実務に基づいた牛肉情報を発信中。

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