【牛肉の赤身部位完全ガイド】ヘルシーで旨味たっぷり!おすすめの部位と選び方

牛肉の中でも、近年特に注目を集めているのが 「赤身肉」 です。
霜降り肉よりも 低脂肪・高タンパクで健康的 なことから、ダイエットや筋トレ、健康を意識する人々の間で人気が高まっています。
本記事では、牛肉の「赤身部位」について徹底解説し、その特徴やおすすめの食べ方、トレンドについて紹介します。
1. 牛肉の「赤身部位」とは?
牛肉は大きく「霜降り肉(脂肪交雑が多い)」と「赤身肉(脂肪が少なく筋肉質)」に分けられます。
赤身肉は、脂肪が少ない分、肉本来の旨味をダイレクトに感じられるのが魅力です。
【赤身肉の特徴】
✅ 低脂肪・高タンパク → ダイエットや筋トレ向き
✅ 鉄分が豊富 → 貧血予防や美容に良い
✅ 食べ応えがある → しっかりした噛みごたえと旨味
これらの特長から、赤身肉は 「健康志向」「ヘルシー志向」 の高まりとともに需要が拡大しています。
2. 牛肉の主な赤身部位と特徴
① ヒレ(フィレ)
- 特徴:牛肉の中で最も柔らかい部位で、脂肪がほとんどない。
- おすすめの調理法:ステーキ、ローストビーフ
- ポイント:赤身肉の中でも特に高級な部位。
② モモ(内モモ・外モモ)
- 特徴:赤身肉の代表格で、しっかりした食感と旨味がある。
- おすすめの調理法:ローストビーフ、煮込み、しゃぶしゃぶ
- ポイント:コスパが良く、赤身肉を楽しむには最適。
③ ランプ(モモの一部)
- 特徴:モモ肉の一部で、柔らかさと赤身の旨味のバランスが良い。
- おすすめの調理法:ステーキ、焼肉
- ポイント:牛一頭からわずかしか取れない希少部位。
④ シンタマ(モモの一部)
- 特徴:モモの中でも特に赤身が多く、脂肪分がほとんどない。
- おすすめの調理法:ステーキ、ローストビーフ
- ポイント:リーズナブルでヘルシー志向の人に人気。
⑤ カメノコ(モモの一部)
- 特徴:シンタマの一部で、肉質がしっかりしている。
- おすすめの調理法:焼肉、たたき
- ポイント:噛みごたえがあり、肉の旨味が強い。
⑥ トウガラシ(カタの一部)
- 特徴:肩肉の一部で、赤身の旨味が濃厚。
- おすすめの調理法:焼肉、ステーキ
- ポイント:赤身の中でも低カロリーで人気。
3. 赤身肉の市場トレンドと消費者の意識変化
近年では赤身肉の需要が高まりつつあります。
日本政策公庫の調査である「平成 29 年度上半期消費者動向調査」によると下記の結果となりました。
① 赤身肉の人気が上昇
- 5年前と比べて赤身肉の購買頻度が増加
- 消費者の 健康志向の高まり が背景にある。
② 赤身肉に求められる価値
- 調査では、消費者は赤身肉に対して 「歯ごたえ」「弾力」「ヘルシーさ」「安価」 を期待する傾向がある。
- しかし、必ずしも「ヘルシーさ」を強く意識しているわけではないため、健康価値のさらなる訴求が必要。
③ 赤身肉に適した調理法
-
消費者が赤身肉を選んだ際に食べたいと考える料理
- ローストビーフ
- ビーフカツ
- ビーフシチュー
- ビーフカレー
- ハヤシライス
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一方、「すき焼き」「しゃぶしゃぶ」は霜降り肉向き という意識が強い
4. 赤身肉の選び方のポイント
赤身肉の選び方としては下記のポイントを押さえることをおすすめします。
① 品種を選ぶ
赤身肉は牛肉の品種を選ぶことが重要です。
たとえば、和牛は霜降りが多い傾向にありますが、中でも「日本短角種」、「褐毛和種(あかうし)」は赤身が豊富で、肉本来の旨みが強いとされています。
国産牛では交雑牛であれば適度な脂が入っており、柔らかさも堪能することができる一方で、乳用種の場合はより脂肪分が少なく、赤身肉のしっかりとした味わいを楽しむことができます
自分の好みに合った品種を選ぶことで、赤身肉をより美味しく楽しむことができます。
② 肉の色と鮮度を確認する
赤身肉の品質を見極めるために、肉の色と鮮度を確認しましょう。新鮮な赤身肉は、鮮やかな赤色をしています。一方で、くすんだ茶色や黒ずみがある場合は、酸化が進んでいる可能性が高く、味や食感に影響することがあります。
また、ドリップ(肉から出る水分)が多すぎるものは、冷凍や解凍の過程で水分が抜けてしまっているため、避けたほうがよいでしょう。
③ 繊維のきめ細かさをチェックする
赤身肉の食感は、筋繊維の細かさによって大きく変わります。繊維が細かい肉は柔らかく、食べやすい傾向があります。逆に、繊維が太く目立つものは噛み応えがあり、しっかりとした食感を楽しむことができます。
ヒレ肉やランプ肉は繊維が細かく、柔らかさを重視する方におすすめです。一方で、モモ肉やウデ肉はしっかりとした赤身の旨みがあり、ステーキや煮込み料理に向いています。
④ 産地や飼育方法を確認する
赤身肉の味わいは、牛の育った環境や飼育方法によっても変わります。例えば、グラスフェッドビーフ(牧草飼育牛)は、自然の草を食べて育つため、脂肪が少なく、赤身の風味が濃い傾向があります。一方、グレインフェッドビーフ(穀物飼育牛)は、適度な脂肪があり、ジューシーな味わいになります。
また、日本のブランド牛(例えば「阿蘇あか牛」や「土佐あかうし」)は、ストレスの少ない環境で育てられ、赤身の旨みが際立っています。購入する際は、産地や飼育方法をチェックするとよいでしょう。
⑤ 用途に合わせて部位を選ぶ
赤身肉といっても、部位によって適した調理方法が異なります。たとえば:
- ヒレ肉:非常に柔らかく、ステーキやローストビーフ向き
- ランプ肉:赤身の旨みが強く、ステーキや焼肉に最適
- モモ肉:煮込み料理やしゃぶしゃぶに向いている
- ウデ肉:コクがあり、すき焼きやシチューにおすすめ
料理に合わせて最適な部位を選ぶことで、赤身肉の美味しさを最大限に引き出せます。
5. 赤身肉の美味しい食べ方
① ステーキ
- 高温で焼き目をつけてから、弱火でじっくり火を通すのがポイント。
- ミディアムレア で仕上げると、しっとりした食感になる。
② ローストビーフ
- 低温調理することで、しっとりとした食感を実現。
- モモ肉やランプ肉を使うと、柔らかく仕上がる。
③ ビーフカツ
- 赤身の旨味を閉じ込め、サクッと揚げるのがコツ。
- ヒレ肉やシンタマを使うと、ジューシーな仕上がりに。
④ ビーフシチュー・ビーフカレー
- 長時間煮込むことで、赤身肉特有の旨味を引き出せる。
- シンタマやカメノコがおすすめ。
まとめ
赤身肉は、低脂肪・高タンパクで健康的なだけでなく、噛み応えがあり、牛肉本来の旨味を楽しめる魅力的な部位です。
特にダイエットや筋トレを意識する人、健康を気にする人にとっては最適な選択肢となります。
また、赤身肉には多くの部位があり、それぞれ適した調理法があります。例えば、
- ヒレ:柔らかく、ステーキやローストビーフ向き
- ランプ:適度な柔らかさと赤身の旨味、ステーキや焼肉に最適
- モモ(内モモ・外モモ):しっかりとした食感があり、煮込み料理やしゃぶしゃぶに向いている
- シンタマ・カメノコ:噛み応えがあり、焼肉やたたきにおすすめ
- トウガラシ:赤身の旨味が濃厚で、焼肉やステーキにぴったり
これらの特徴を理解し、自分の好みに合った部位を選ぶことで、赤身肉を最大限に楽しむことができます。
また、最近では消費者の健康志向の高まりを背景に、赤身肉の需要が増加しています。ヘルシーな食生活を送りたい方には、グラスフェッドビーフや日本短角種、褐毛和種(あかうし)などの赤身の強い牛肉がおすすめです。
適切な品種や部位を選び、適した調理法で美味しく食べることで、赤身肉の魅力を存分に堪能しましょう。これからの食生活に、ぜひ赤身肉を取り入れてみてください。
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