2024.12.12

リブロースとサーロインはどっちが脂身少ない？解説します

牛肉太郎

牛肉の部位選びでよく耳にする「リブロース」と「サーロイン」。
どちらもステーキや焼肉に適した人気部位ですが、「脂身の少ない部位を選びたい」と考える方も多いのではないでしょうか？
この記事では、リブロースとサーロインの脂肪量や特徴を比較し、それぞれの魅力や選び方を解説します。

リブロースとサーロインの基本情報

まずは、リブロースとサーロインの基本的な特徴を見ていきましょう。

リブロース リブロースは、牛の肩から背中にかけての部位で、赤身と脂肪がバランスよく含まれています。この部位は、きめ細かい霜降りが入りやすく、柔らかさとジューシーさが特徴です。リブアイステーキとして提供されることが多いです。
サーロイン サーロインは、リブロースのさらに後ろ、腰の部分に位置する部位です。柔らかさに加え、脂肪の質が良いことで知られています。ステーキに使われることが多く、食べ応えと風味が楽しめる部位です。

サーロインの方が脂身は少なめの傾向はあるものの、大きくは変わらない

リブロースとサーロインはどちらも脂肪が適度に含まれており、肉の柔らかさや風味を引き立てています。しかし、一般的には以下のような傾向があります。

リブロース リブロースは脂肪が比較的多く、霜降りがしっかり入る部位です。特にリブアイ部分は脂肪が多めで、口の中でとろけるような食感が魅力です。一方で、「脂身が多い」と感じる方もいるかもしれません。
サーロイン サーロインはリブロースよりも脂肪の量がやや少なく、赤身の割合が多い傾向にあります。ただし、サーロインにも適度な脂肪が含まれており、その脂肪はリブロースよりも上質で甘みがあると言われています。

結論として、サーロインの方がやや脂肪が少ない傾向にありますが、これはあくまで一般論です。
牛の個体差や等級によって、リブロースとサーロインの脂肪量がほとんど変わらない場合もあります。
また、リブロースとサーロインは同じような部位をカットしているため、味わいもそこまで変わらないという傾向もあります。
そのため、単純な脂肪の量を比較するのではなく、脂肪の質がポイントとなってきます

脂肪の質がポイント

脂肪の量だけでなく、「脂肪の質」にも注目しましょう。
リブロースとサーロインはどちらも霜降りが入りやすい部位ですが、サーロインの脂肪はリブロースに比べて質が良いとされています。
サーロインの脂肪は融点が低く、口の中でとろけやすいため、脂身が苦手な方でも食べやすい可能性があります。

一方で、リブロースの脂肪は甘みが強く、コクのある味わいが特徴です。「脂身が好きな方」にとっては、リブロースの方が満足感を得られるかもしれません。

脂身が苦手な方へのおすすめ：ヒレ肉や赤身部位

「リブロースもサーロインも脂身が多く感じる」という方には、以下の部位を検討してみてください。

ヒレ肉（フィレ肉） ヒレ肉は脂肪が非常に少なく、柔らかさが際立つ部位です。赤身の旨味を楽しみたい方におすすめです。
ランプ肉 ランプ肉は赤身が多く、脂肪が少ない部位ですが、程よい柔らかさが特徴です。焼肉やローストビーフに向いています。
モモ肉（外モモ・内モモ） モモ肉は脂肪が少なく、噛み応えがある赤身部位です。しっかりした味付けで煮込み料理やステーキに使うと美味しく仕上がります。

これらの部位はリブロースやサーロインと比べて脂肪が少なく、カロリーを抑えたい方にも適しています。

また、牛肉の種類としては交雑牛や国産牛、短角牛などを試してみることをおすすめします。

黒毛和牛よりも脂身が少なく、脂身が苦手な方でも食べやすい傾向にあります。

リブロースとサーロイン、どちらを選ぶべき？

リブロースとサーロインの選び方は、以下のポイントで決まります。

脂肪の好み
- 脂肪の甘みやコクを楽しみたい場合はリブロース。
- 脂肪が控えめでバランスの取れた部位を好む場合はサーロイン。
調理法
- リブロースはステーキや焼肉に適しており、ジューシーな仕上がりになります。
- サーロインはステーキの他、ローストビーフやグリル料理にも向いています。
予算
- 高級なサーロインはリブロースより価格が高い場合があります。品質や等級に応じて選びましょう。